新会長 挨拶
2014年以来2014年以来2014年以来、8年間の長きにわたって関西大学外国語教育学会の会長を務められた吉田信介名誉教授から会長職を引き継がせていただくことになりました山根繁でございます。何卒よろしくお願い致します。
私は外国語教育学研究科が創設された2002年に関西大学に着任しその後、現在に至るまでの20年間、学部・研究科と共に歩んで参りました。関西大学外国語教育学会(以下、外教学会)が発足しました。2004年以降は、研究科の山根ゼミ生が研究発表をする貴重な機会を、幾度も外教学会に提供して頂いてきました。
学会の会則、第四条には「本会は所在地を関西大学大学院外国語教育学研究科におく」とあります。これは外教学会が外国語教育学研究科を母体とした学会であることを意味します。2004年の発足当時は、外国語教育学研究科の修了生を中心とした小規模学会でしたが、現在では、研究科の修了生だけでなく、一般からの会員も含めると300名に迫る会員をかかえる大きな学会へと成長して参りました。
また、外教学会は同窓会組織を持ち合わせた学会でもあります。学会のホームページ・Facebookには「知の追求、そして和の追求―つながる教育、つなげる教育―」ということばが、スローガンとして掲げてあります。研究科修了後も同窓生との「つながり」を保つ上でも外教学会の存在意義はたいへん高いと考えます。修了後も本学会を通じて、人と人とのつながりを大事にすることで、学問とのつながりも永続的に保持していくことができます。他の学会のほとんどが、会員更新のために毎年、年会費を徴収する中、本学会は入会時に永年会費を一括納入し、以後、追加徴収は一切行われません。これも学問の継続性、人と人との永続的なつながりを重んじる当学会の方針を如実に表すものと思われます。
学会が発展してくためには、会員の皆様の「研究大会」「年次大会」など、学会行事への積極的な参加が不可欠です。最近はコロナ禍に伴いZoom開催になっておりましたが、2022年6月11日に千里山キャンパスで開催されました「特別シンポジウム2022」は、対面と遠隔でのハイブリッド形式で行われました。また、会員の皆様には折に触れ、学会役員として学会運営側の立場にも立って頂き、学会を支えていただきたいと考えます。
最後になりましたが、役員の皆様と一致団結して、外教学会が益々発展するよう微力ながら貢献していく所存です。
2022年7月吉日
関西大学 外国語教育学研究科 山根 繁