関西英語教育学会 第13回研究大会 開催のご案内
○日程:2009年6月6日(土)
○場所:摂南大学 寝屋川キャンパス
○発表者募集:研究発表、実践報告30分
(発表20分+質疑10分)、ワークショップ90分
○発表申込期間:4月20日(月)~5月15日(金)
※詳細・プログラムは[
http://keles.hp.infoseek.co.jp/]を
ご覧ください。
○講演:
「Critical thinking の力を育むライティング授業の勧め」
大井恭子氏 (千葉大学教育学部教授)
○概要
言葉はただ単にコミュニケーションの道具であるという
ことにとどまらない。言葉は我々の思考を深めたり、また
考えを形作ったり
するほどの力を持っているものであると考える。
英語のライティング産出過程において、学習者は読み
手を意識したり、反論に備えたり、論理の一貫性に配慮
するなどして、さまざまな局面においてcritical に考え
ざるを得ない。そのような過程を経て、学習者はcritical
thinking の力をつけていくことになる。また英文ライティ
ングで培ったこのような力はmulticompetence となり、
必要に応じて母語への援用も可能となることを示したい。
○講師紹介
高校時代にアメリカミネソタ州へAFS留学。東京大学
文学部英語英文科卒業。ニューヨーク州立大学大学院
言語学科博士課程修了。文学博士。著書として『英語
モードでライティング』(単著)講談社インターナショナル、
『英語論文・レポートの書き方』(共著)研究社、『クリティ
カル・シンキングと教育』(編著)世界思想社、『パラグラ
フ・ライティング指導入門』(編著)大修館書店、など。
以上