ご挨拶
この度、幹事長を引き継がせていただくことになりました山中由香と申します。よろしくお願い致します。
私は外国語教育学研究科の2002年の第1期入学生で、当時はまだ先生方も学生も人数が少なく、今から思えばとても小さな研究科だったことを思い出します。本学会は、初めて前期課程の学生が修了した2004年の6月に20名の発起人と研究科の先生方によって設立の呼びかけがあり、修了生・在校生・教員の研究協力、親睦、融和、発展のための組織として設立されました。その後、さらなる発展のため、外部の皆さまもご入会頂けるようになりました。少ない人数から始めたこの学会がどんどん大きくなり、発展していっていることを目のあたりにし、大変喜ばしく思っています。また、以前は任意の入会でしたが、2019年度より研究科の入学生は全員が入会して終身会員となり、同窓会組織も持ち合わせた学会となったことは大きな喜びです。
今年は新型コロナウィルス感染症が発生し、多くの学校がオンライン授業を行うなど今までの教育のやり方とは異なった方法をとらざるをえない状況となりました。私が担当している授業もオンラインになりましたが、学期の開始までに本学会の仲間や先生方と一緒に勉強し、オンライン授業の練習もし、授業に備えることができました。自分の周りにこのような方々がいてくださることを大変心強く感じた時でした。修了生、現役生、先生方、外部の方々が意見交換をし、交流できる場があるというのはとても素晴らしいことだと思います。また、学校教育がかわりつつある現在、本学会が果たす役割は大変重要であると思っています。
今後は、設立趣旨にありますように会員の研究協力、親睦、融和、発展のために、会員の皆さまと共により充実した学会を目指していきたいと思っています。毎年、研究大会や研究会を行っていますので是非ご参加ください。多くの会員の皆さまにお会いできることを楽しみにしています。
最後になりましたが、学会発展のために長い間、大変ご尽力頂き、会長の吉田信介先生と共に同窓会組織も兼ねた学会にもしてくださいました前幹事長の神道美映子さんに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
2020年4月
山中由香