関西大学外国語教育学会共催セミナー
関西大学外国語教育学会では、一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)、NPO法人おおさかこども多文化センターとの共催で以下のセミナーを企画しています。
「外国にルーツを持つ子どもの教育保障を考える」
~可児市における不就学ゼロをめざす取り組みを例に~
―記―
日時:2020年12月19日(土)14:00~16:00
(対面受付13:30~、オンライン13:50~)
会場:関西大学梅田キャンパス 4F Me RISE(ミライズ)ラボ
講師:小島祥美(こじまよしみ)さん
東京外国語大学世界言語社会教育センター / 多言語多文化共生センター准教授
<講師プロフィール>
小学校教員、NGO職員を経て、一地方自治体の全外国籍の子どもの就学実態を日本で初めて明らかにした研究成果により、岐阜県可児市教育委員会の初代外国人児童生徒コーディネーターに抜擢。愛知淑徳大学を経て、2020年9月から現職
・参加費:無料
・形式:対面およびZOOMオンライン
・要事前申込み:対面参加-先着30名 オンライン参加-先着70名
・申込方法:次の3通りのうち、ひとつを選んで、必要事項を入力してお申込みください。
①ヒューライツ大阪のウェブサイトの「これからのイベント・セミナー」に掲載のフォームから https://hurights.or.jp/japan/new-project/2020/10/post-59.html
②QRコードを読み取る (pdfファイルをご参照ください)
③メールにて webmail@hurights.or.jp
(オンラインか対面かを明記のうえ、お名前・ふりがな、ご所属を記載ください)
*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
【開催趣旨】
近年、外国生まれ、あるいは日本生まれの外国籍の子や、一方の親が外国籍であるなど「多文化の子ども」が各地で増えています。とりわけ義務教育の枠外に置かれている外国籍の子どもの不就学問題は長年にわたる課題となっています。文科省は2019年、外国人の子どもの就学実態に関する初めての全国的な調査を実施しました。その結果、小中学生にあたる外国籍の子ども約12万4千人のうち、約2万人が就学していない可能性があることが判明し、国および自治体の教育行政がにわかに動き出しました。
そうしたなか、外国人が集住する岐阜県可児市において、2000年代初頭以来、「不就学ゼロ」を目指す取り組みが実践されてきました。そこでは、地域の人たちの粘り強い努力が推進力となってきました。
セミナーでは、その中心的役割を担った小島祥美さんを講師に招いて、可児市の実践を例に、外国ルーツのすべての子どもの教育権の保障について考えたいと思います。外国にルーツをもつ子どもの教育支援に関わっている方、関心のある方の参加をお待ちしています。
主催:ヒューライツ大阪(一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター)https://www.hurights.or.jp/
NPO法人おおさかこども多文化センター http://okotac.org/
関西大学外国語教育学会 http://kufler-s.jp/
20201219セミナー案内.pdf