関西大学外国語教育学会では、NPO法人おおさかこども多文化センターと共催で以下の報告会を企画しています。
「外国につながる子どもを元気にするための実態調査報告会」
開催日:2019年3月24日(日)
時間:13:30~16:30 (受付13:00~)
会場:関西大学 梅田キャンパス 7階 701号室(予定)
参加費:参加費無料、資料代要
事前申し込み:要 先着50名
申込み問合わせ先: NPO法人おおさかこども多文化センター osakakodomo@gmail.com
………………………………………………………………………………………………………
<プログラム>
【第1部】調査報告13:35~14:30(質疑応答を含む)
報告者:数実浩佑、伊藤りお、林貴哉、王一瓊(大阪大学大学院生)
内 容 :外国につながる子どもの高校進学への支援の在り方を考える
大阪の府立高等学校に在籍する外国につながる子ども達を対象に実施した
インタビュー及び約100人に対するアンケートによる実態調査の結果報告
【第2部】当事者と支援者によるパネルディスカッション14:40~16:00
当事者(劉文恵、Biswas Chhetri)
支援者(矢嶋ルツ、大阪市立中学校帰国した子どもの教育センター校担当教員)
コメンテーター(真嶋潤子、大阪大学教授)
コーディネーター(坪内好子、NPO法人おおさかこども多文化センター理事)
【第3部】調査結果を受けての提言16:00~16:15
発表者:米谷修(大阪府立学校在日外国人教育研究会運営委員長)
………………………………………………………………………………………………………
【開催趣旨】
日本の公立学校に在籍する外国人児童生徒数のうち日本語指導の必要な生徒は、平成28年5月1日の時点で34,335人に上り、年々増加傾向にあります。しかるに、当該児童生徒の高校進学率を見ると、日本人の子どもの進学率がほぼ100%に近い状態にあるのに比して、日本語指導の必要な生徒については60%前後に留まる状況が続いていると言われています。OECD発表の統計によると、日本はドイツ、アメリカ、イギリスに次ぐ世界第4位の移民流入国です。各国で子どもの教育に対する様々な支援体制が整えられるなか、日本では公的に実態調査すらなされていないのが現状です。
この報告会が、様々な立場を越え、未来に向けて何ができるか一緒に考える場となればと思います。