【関西大学外国語学部学部創設10周年記念講演開催案内】
来る10月12日(土)関西大学外国語学部学部創設10周年記念行事の一環で、下記の講演が開催されます。講演のテーマは「言語技術」です。
これは、言語種を問わず身につけておくべき普遍的に必要な力です。
直近のお知らせになりましたが、皆さん奮ってご参加ください。
【記】
・日 時:2019年10月12日(土) 13:00~17:00 (質疑応答を含む)
・会 場:関西大学千里山キャンパス 第一学舎第一号館 千里ホール
・講 師:三森ゆりか先生(つくば言語技術教育研究所所長)
演題「外国語の基礎として必要な日本語のスキル」
プログラム(後半にもプログラムがあります)
1. 挨拶:芝井敬司学長、池内啓三理事長、竹内理学部長
2..講演:「外国語の基礎として必要な日本語のスキル」
三森ゆりか先生(つくば言語技術教育研究所所長)
<講演概要>
言語技術は、欧米言語圏で母語教育として指導され、外国語教育もそれに基づいて実施されている。日本人が母語で、この言葉を運用するためのスキルを獲得すると、英語をはじめとする欧米言語習得の近道となる。
<講師プロフィール>
東京生まれ。中高の4年間を西ドイツで暮らす。上智大学外国語学部ドイツ語学科卒。株式会社丸紅勤務後上智大学文学部博士前期課程中退。1984年より言語技術の指導を開始し、現在に至る。教育現場での教員・生徒の指導を中心に、スポーツ団体(日本オリンピック委員会・日本サッカー協会・日本テニス協会・日本バスケットボール協会)、企業などで言語技術の指導と普及に努める。(財)ソニー教育財団評議委員、言語教育に関わり文科省の委員を複数経験。
<三森先生が提唱する「言語技術」について>
1「言語技術」教育とは何か
(1)言語の4機能+思考の方法の訓練
(2)「言語技術」教育の柱
①議論【話す・聞く】
②読解【読む】
③作文【書く】
④思考【考える・論理的思考・創造的思考・分析的思考・批判的思考/Critical thinking】
(3)系統的な指導体系
上記の言語の4機能+思考方法の訓練を確実に実施するためには、教育過程における教育目標を明確にし、幼児から高校生までの各発達段階に応じた系統的な指導体系(カリキュラム)が必要不可欠
2「言語技術」教育の目的
(1)実社会で自立して生きていくために有効な言葉の力を身に付けさせる
(2)全ての児童生徒に必要最低限の言葉の運用能力を身につけさせる
※ 表現の方法を技術として指導する
※ 理解の方法を技術として指導する
※ 考えるための方法を技術として指導する
以上,http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/036/shiryo/attach/1399587.htmより
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全体プログラムの詳しい内容は添付のフライヤーをご覧ください。