【関西大学外国語教育学会秋季研究会2019 開催案内】
来る11月17日(日)秋季研究大会を開催いたします。
今回は、体制が変わって初めての試みで、現在在学中の大学院生が企画運営を担当しています。皆さま、奮ってご参加ください。
・日 時 2019年11月17日(日) 13:00~16:40
・会 場 関西大学千里山キャンパス岩崎記念館4F
・参加費 会員(無料)・非会員(1000円)
・問合先 研究大会委員・上野 uenomight【at】gmail.com (【at】を@に変えてください)
※事前申し込み不要。
【記】
<プログラム>
12:30~ 受付開始
13:00 開会式
13:10~13:40 研究発表1
「朝鮮語における味覚形容詞の程度性研究-辛“맵다”苦“쓰다”を中心に-」
日野千明氏(関西大学外国語教育学研究科博士課程前期課程)
13:40~14:10 研究発表2
「英語シャドーイングの足場掛けとしてのシンクロ・リーディング:音声変化の視点から」
胡海氏(関西大学外国語教育学研究科博士課程前期課程)
14:20~16:30 講演
「外国語学習とコミュニケーションの情意的側面」
八島智子先生(関西大学外国語学部・外国語教育学研究科教授)
※時間内には休憩や質疑応答も含まれています
16:30~ 閉会式
17:00~ 懇親会
※懇親会の費用は4,000円程を予定しております(当日申込制)
………………………………………【発表及び講演要旨】……………………………………
<研究発表1>
「朝鮮語における味覚形容詞の程度性研究-辛“**맵다”苦“**쓰다”を中心に-」*
日野千明氏(関西大学外国語教育学研究科博士課程前期課程)
朝鮮語の味覚形容詞「맵다」(辛)「쓰다」(苦)を中心とした程度性の分析結果を発表。味覚を典型意味とする語が、「매운주먹」(辛い握りこぶし)「쓴경험」(苦い経験)など抽象的現象に拡張して用いられる場合の程度性を対立語の検証から考察した。
<研究発表2>
「英語シャドーイングの足場掛けとしてのシンクロ・リーディング:音声変化の視点から」 胡海氏(関西大学外国語教育学研究科博士課程前期課程)
「英語シャドーイングができればリスニング能力が上達すると同時にスピーキング能力も向上する」というような先行研究があり、一見にしてシャドーイングが出来れば全て問題解決のように思える。しかし,シャドーイングは慣れない学習者にとって困難なことが多い。そこでシャドーイングに必要とするシンクロ・リーディングを行える能力(聞き読み能力)を養成することが重要となる。本発表では,シャドーイングの足場掛けとしての聞き読み能力の養成に関して,音声変化の観点から考察を試みる。
<講演>
「外国語学習とコミュニケーションの情意的側面」
八島智子先生(関西大学外国語学部・外国語教育学研究科教授)
言語は使うことにより習得されるという使用基盤(usage-based)モデルに基づくと、言語を使用する場面をどれだけ多く作り出せるかということが習得の鍵となる。こういうなかで認知的な側面が中心であった第二言語習得研究において、最近は非認知的、情意的側面を扱った研究が急増している。今回は、動機づけとアイデンティティ、コミュニケーションへの積極性(Willingness toCommunicate, WTC)、国際的志向性などを鍵概念として、特に時間軸を取り入れた最近の研究を展望し教育的示唆を論じたい。
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研究会ならびに懇親会への多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
秋研究会20191117概要_訂正版.pdf